米国VIZ Media 日本アニメ配信サイトの“ネオンアレイ”をHuluと連携

米国の日本マンガ・アニメの大手企業VIZ Mediaは、動画配信サービスのネオンアレイ(Neon Alley)のサービスの形態を刷新する。VIZ Mediaは、現在のネオンアレイのサービスを、米国の大手動画配信サイトであるHuluとHulu Plusのオンデマンドサービスに統合することを明らかにした。北米有数の視聴ユーザーを抱えるHuluと連携することで、視聴者の拡大を目指す。
また、同社のアニメのデジタル配信サービスをネオンアレイのブランドに統合する。これまでVIZAnime.comで行っていた人気作品の無料配信や『NARUTO-ナルト- 疾風伝』などの日本での放送との同日配信なども提供する。
新サービスは、2014年4月1日にスタートする。新体制ではネオンアレイのブランドを用い、ファンは(www.NeonAlley.com)でも、現在行っている様々なサービスを楽しめる。

VIZ Mediaによれば、番組の選択やチャンネルの方向性は、引き続き同社がてがける。Huluは、PCやインターネットテレビ、スマートフォン向けアプリ、さらにPS4やPS3、Xbox One、Xbox 360といったゲーム機の配信サービスなど幅広い視聴が可能であり、ネオンアレイでもこれが利用出来る。
これまでもViz Mediaは、動画配信でこうしたデバイスの多様化を目指してきた。今後はシステムのインフラをHuluに任せることで、VIZ Mediaの投資コストは軽減されそうだ。

今回の決定のもうひとつの利点は、Huluのなかでチャンネルと提供されることで、アニメ以外のユーザーに流入も期待できることだ。米国では近年、テレビ番組や映画の動画配信サービスが急成長している。これは日本アニメも同様だ。現在は、複数の企業が動画配信サービスを提供しており競争は激しい。こうしたなかで競争の優位に立つには、豊富な作品がひとつの鍵となる。

しかし、タイトル数の多さでは配信権だけを獲得するクランチロールが優位だ。また、2013年からは日本有力企業が共同出資するDAISUKIも事業を開始、今後タイトル数を増加しそうだ。
VIZ.Mediaのタイトルは、映像ソフトや時にはキャラクターライセンスも含めた自社権利獲得作品、または配給する作品に限られる。タイトル数だけでは、他社に負ける。
一方で、同社は『NARUTO-ナルト-』をはじめとするキッズアニメなどに強みを発揮する。こうした作品はコアなアニメファンだけでなく、Huluを気軽に利用する一般ユーザーにもアピールするはずだ。さらに、そこからより特徴的な他の日本アニメに誘導をつけることも可能かもしれない。Huluとの連携は、VIZ.Mediaが他社とは異なる市場も取りに行くという点で力を発揮するのでないだろうか。

Neon Alley
www.NeonAlley.com
VIZ Media
www.VIZ.com