ボーンデジタル 「CGWORLD」のワークスコーポ買収

 CGソフト関連ビジネスのボーンデジタルは、10月23日付けで「CGWORLD」などの出版やCGクリエイターの人材支援を行うワークスコーポレーションを買収したことを明らかにした。
 同社の株式を保有するデジタルスケープから、全株式の譲渡を受けた。譲渡価格は明らかにされていない。ボーンデジタルはワークスコーポレーションを完全子会社化し、その後は経営統合を行い、完全に事業統合をする方針である。

 ボーンデジタルは今回のワークスコーポレーションの買収について、今後の出版事業における業容拡大に向けたものだとする。ボーンデジタルは現在、ハリウッドのVFXの作品や技術を紹介する『Cinefex』を発行している。これにワークスコーポレーションの『CGWORLD』や『DTPWORLD』が加わることになる。
 ワークスコーポレーションの雑誌は、コンピューターグラフィックスやデジタルビデオ、DTP、Webに特化しており、業界内で高い信頼と評価を獲得している。特に『CGWORLD』は、映画、ゲーム、アニメーションのCGや映像技術雑誌として広く知られている。
 ボーンデジタルもこうした事業を評価し、今回の合意となった。また、ワークスの行うCG関連就職イベントのクリ博や、DTP検定・Web検定といった検定事業もボーンデジタルが引き継ぐ。

 ワークスコーポレーションを譲渡したデジタルエスケープは、今年5月に映像製作やポストプロダクションの大手イマジカ・ロボット ホールディングスの子会社となっている。同グループ入りした後は、人材コンサルティングに特化するための事業再編を進めていた。
 そうした中で出版事業を中心とするワークスコーポレーションは、非中核事業として切り離されることになったようだ。一方、ふたつの会社の雑誌と書籍を併せることで強化されるボーンデジタルの出版部門は、シナジー効果が期待される。

ボーンデジタル http://www.borndigital.co.jp/
ワークスコーポレーション http://www.wgn.co.jp/
デジタルスケープ http://www.dsp.co.jp/