アトラス ゴンゾロッソを子会社化 4億6000万円で取得

 インデックス・ホールディングスの子会社であるゲーム会社アトラスは、オンラインゲーム会社のゴンゾロッソを子会社化することを発表した。
 10月29日の取締役会での決議を経て、10月30日付けで中小企業サービス機構から発行済み株式の54.6%を獲得した。譲渡価格は4億6000万円、ゴンゾロッソは、アトラスの連結会社となる。

 アトラスは今回のゴンゾロッソの子会社化について、オンラインゲーム市場のさらなる開拓と地域的拡大を図るためとしている。アトラスは「真・女神転生」シリーズや「ペルソナ」シリーズなど家庭用ゲームソフト事業に強みを持つ。また、子会社シーアンドシーメディアを通じて国内でオンラインゲームも手掛けるほか、Atlus U.S.A.,Inc.を通じて北米市場でもオンラインゲーム運営している。
 一方、ゴンゾロッソは「ドルアーガの塔」や「マスター・オブ・エピック」といった、オンラインゲームを運営している。また、海外事業に力を入れており、東南アジア地域でオンラインゲーム事業を手掛ける。
 アトラスは2010年3月に、アミューズメント施設関連事業からの撤退を既に表明している。今後はゴンゾロッソも併せて、家庭用ゲームソフトとオンラインゲームに経営資源を集中することになる。

 ゴンゾロッソは今年3月末まで、アニメ製作会社GDH(現ゴンゾ)の子会社であった。しかし、経営状況が悪化するなか、GDHは中小企業サービス機構に発行済み株式54.6%を6億7000万円で譲渡していた。中小企業サービスは、今回の再譲渡により半年間で2億1000万円の売却損失を出すことになる。
 こうしたゴンゾロッソの企業評価額の変化は、直近の同社の通期決算を反映していると見られる。平成21年8月期のゴンゾロッソの売上高は期間5ヶ月の変則決算となるが、売上高6億6300万円となっている。平成21年3月期(期間12ヶ月)の20億3900万円の売上を5ヶ月間に按分すると、その売上高の落ち込みが目立つ。
 さらに営業損失は2億7600万円、経常損失は2億6800万円、当期純損失は16億500万円と、赤字決算に転落している。

 アトラスの親会社であるインデックス・ホールディグスは、アニメ製作会社のマッドハウスもグループ会社としている。また、同社のゲームはキャラクター性を打ち出したものが多く、アニメファンとの親和性が高いとみられる。
 かつてアニメ製作会社の子会社であったゴンゾロッソは、アトラスと似た特徴がある。ゴンゾロッソは、そうしたアトラスの子会社となることで、新たな事業展開を図るとみられる。

アトラス http://www.atlus.co.jp/
ゴンゾロッソ http://www.gonzorosso.jp/

インデックス・ホールディングス http://www.index-hd.com/


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