トムス・エンタテインメント インドネシアのベビー/子ども向け用品Eコマース企業に出資

アニメ企業大手のトムス・エンタテインメントが、アジア地域でのキッズビジネス拡大に積極的だ。1月7日、トムス・エンタテインメントはインドネシアのEコマース企業PT Bilna に資本出資することを明らかにした。PT Bilnaは、インドネシアのベビー/子供向け用品のウェブサイトbilna.comを運営している。
トムス・エンタテインメントは、PT Bilnaが行う第三者割当増資をDCインキュベーション、Golden Gate Ventures、また既存株主のEast Ventures と共に引き受ける。PT Bilnaには、サイバーエージェント・ベンチャーズが運営する投資ファンドCA Asia Internet Fund I,L.P.も出資している。

PT Bilna は 2012 年の設立と歴史は浅い。しかし、インドネシアのベビー/子供向け用品のサイトでは、取扱い商品が約9000点と最大となっている。また、トラフィックでも同国内最大だ。
トムスは、今回の出資についてbilna.comの今後のサービス拡充を視野に入れている。国内で子育て、知育に実績のある同社のノウハウが今後、bilna.comで活用できると考えているようだ。具体的にはトムスが国内で運営する子育て支援アプリ「ベビーコール」などの既存サービスの提供、ローカライズによるアライアンスの形成を目指す。さらにインドネシア市場での新しいビジネス展開における布石としている。
コンテンツ業界では近年、依然高い成長を続ける東南アジアへのビジネス的な関心が強まっている。なかでもインドネシアは、地域最大の人口を抱えるだけに注目が高い。トムスはいち早く、この市場での基盤づくりを目指すことになる。

これ以外にも、昨年来、トムス・エンタテインメントの新ビジネスへの積極的な取り組みが目立つ。2013年8月には韓国の朝鮮日報グループが設立したアニメーションファンドに出資した。また10月には、ギャンビット、スペースシャワーネットワーク、ダブル・フィールドと新しい音楽会社アルテメイトを設立している。
さらに12月末のコミックマーケットの企業ブースに初出展と、その方向は多彩だ。トムスは国内でも有数の老舗のアニメ製作会社だが、そのビジネスはより柔軟な多様な未来を見ているようだ。

トムス・エンタテインメント
http://www.tms-e.co.jp/
PT Bilna
http://bilna.com/