今年も海外アニーメーション作家3名を招へい 文化庁のアーティスト・イン・レジデンス

海外の若手アニメーション作家を招き、日本に滞在しながら新作アニメーションを制作するプロジェクト「アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京」が今年も行われる。ジャパン・イメージ・カウンシルは、今年の招へいアーティスト3名を決定した。
スイスの作家ミヒャエル・フライ(Michael FREI)さん、イスラエルのオフラ・コブリネル(Ofra KOBLINER)さん、ポーランドのトマーシュ・ポパクル(Tomasz POPAKUL)さんである。3人は26歳から30歳の若手ではあるが、すでに世界各国のアニメーション映画祭で数多くの賞に輝いている。

アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京は、メディア芸術の振興を目指したプロジェクトのひとつである。海外の優れたアーティストを招くことで、国際交流を推進する。同時交流を通じて、国内クアーティストの育成も狙っている。昨年からスタートし、大きな反響を得ていた。
招へい者の募集は2013年7月1日から9月9日まで行った。対象は全世界、満20歳以上35歳以下で、60ヵ国から274件の応募があった。この中から3名が選ばれた。
3名は2014年1月7日から3月17日まで70日間、東京に滞在しながら新作の制作を行う。また研修会や上映会、スタジオやアニメーション作家のアトリエ見学、さらに教育機関との交流などを予定する。

ミヒャエル・フライさんは、ルツェルン応用科学大学でアニメーションと美術を学んだ。2012年に『Not About Us』)がチェコのアニフェスト国際アニメーション映画祭で学生映画部門特別賞を受賞、最新作『PLUG & PLAY』は、韓国のプチョン国際学生映画祭の審査員特別賞を受賞している。滞在期間中は音楽とアニメーションによる、ゲームの要素を取り入れた『KIDS(仮題)』を制作する予定だ。
オフラ・コブリネルさんは、伝統的なアニメーションと伴にAfter Effectsやフラッシュを用いたアニメーションを制作する。卒業制作の『In a Clear Mind』が、国際アニメーションフィルム協会イスラエルの国際アニメーション・デー 2010で最優秀学生映画賞を受賞した。滞在制作はイスラエルの詩人ヨナ・ワラの詩からインスピレーションを得た手描きのアニメーションだ。
トマーシュ・ポパクルさんは、ウッジ映画大学でアニメーションを学んだ。『Ziegenort』が、ドイツのオーバーハウゼン国際短編映画祭で優秀賞、スイスのファントーシュ国際アニメーション映画祭でニュータレント賞などの受賞を重ねている。『BLACK(仮題)』という宇宙基地への飛行中に地球が滅亡し孤立してしまった男女の物語を3D技術でミニマムに表現する作品を目指す。

JAPIC(ジャパン・イメージ・カウンシル)
http://japic.jp/