「ヤングアニマル」電子版配信スタート 紙版の1週間後、価格は2.5割安

白泉社を代表する青年向けマンガ誌が2013年11月29日より電子版の配信を開始した。購入は同社の電子書籍サイト「白泉社e-net!」を通じて行う。PCのほか、スマートフォンでも閲覧出来る。
電子版第1号となった「ヤングアニマル No.23」には、『ベルセルク』などで知られる人気作家・三浦建太郎さんの短期集中連載作品『ギガントマキア』も掲載されている。話題作の登場とリリース開始のタイミングを合わせたかたちとなっている。また、電子版購入者には三浦建太郎さんによる『ギガントマキア』の壁紙プレゼントも実施中だ。

電子版は、紙雑誌の装丁をネット上に置き換えたスタイルを取る。No.23では、16作品のほか表紙や情報などを読むことが可能だ。しかし、グラビア、付録、記事、予告などは含まれない。また、電子版配信開始は、紙版の一週間後になる。
一方価格は、税込315円と紙版の税込420円より25%安い水準となっている。一週間のリリース時差や、マンガ以外のコンテンツが掲載されていない点が考慮されていると見られる。

青年マンガ誌の電子版配信は、2013年になり講談社が「モーニング」、「アフタヌーン」で相次いで開始している。これまで遅れていたマンガ雑誌の電子化に火をつけている。
「モーニング」と「アフタヌーン」は、紙版、電子版の同時リリースをしている。「モーニング」はiOSとAndroidの両アプリ対応、「アフタヌーン」が有力電子書籍ストアでの展開とリーチが広い。これに対して「ヤングアニマル」は1週間遅れ、自社サイトのみとややビジネスが弱いかたちだ。
しかし、これは「ヤングアニマル」がデジタルの取り組みに関心が薄いというよりも、まず出来るところから電子版に取り組んでいるようにも見える。今後展開も気になるところだ。

白泉社e-net!(ヤングアニマル電子版)
http://www.hakusensha-e.net/v_eanimal