BookLive、中国・騰訊控股(テンセント)向けにデジタルマンガの作品提供開始

国内大手の電子書籍プラットフォームBookLiveが、中国へのビジネス展開を見据えて、同国の大手インターネット企業である騰訊控股有限公司(テンセント)と協業する。BookLiveは、11月21日からテンセントのQQ.comで展開するマンガ・アニメ配信サイトであるテンセント動漫に作品提供を開始した。
提供されたマンガは、PCとスマートフォンの双方で閲覧出来る。中国ではまだまだ数が少ない日本マンガの正規配信の取り組みとなる。
BookLiveは今年10月に、中国4大ポータ ルサイトの一つ網易(NetEase)へマンガの提供を開始したばかりだ。いっきに中国のユーザーとのつながりを拡大する。

BookLiveは東芝や凸版印刷などが出資する電子書籍の大手である。書籍、マンガ、雑誌など約22万冊の電子書籍を取り扱う。
一方、テンセントは、インターネットサービスの最大手として知られる。同社の展開するインスタントメッセンジャーサービスQQは7億人のユーザーを持つ。そうしたサービスとつながるテンセント動漫も利用者は数多い。

BookLiveは、今後も急拡大する中国電子書籍市場はグローバル戦略上、もっとも重要な市場のひとつとしている。中国のポータルサイトや通信キャリア、ECサイトなどとの電子書籍サービスを通じた事業提携で、事業の拡大を狙う。中国市場への幅広い出口を持つことで、日本の権利者からのBookLiveへの関心も高まりそうだ。
一方で、中国向けに提供出来る作品がどの程度確保できるかが今後の鍵になりそうだ。サービス開始当初は、竹書房の作品と同社が独自に発行する作品に限られている。決ってしてタイトルが多いわけではない。国内大手出版社ではBookLiveなどの電子書籍企業を通すことなく、自社で直接中国企業にアプローチしているケースも多い。BookLiveならではの魅力をどう打ち出すかが、今後問われそうだ。

BookLive!  http://www.booklive.co.jp/