日本のコンテンツやクリエイティブを世界に発信する、JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)が2013年も開催されている。9月6日には、京都国際マンガ・アニメフェスタ2013なども含む関西圏のイベントKYOTO CMEX 2013が開幕、秋の一大イベントが始まった。
コ・フェスタ事業を運営する映像産業振興機構は、本年のコ・フェスタのオフィシャルイベントを発表している。イベントは2013年8月29日の段階で17に及ぶ。
選定されたイベントは、例年秋に行われる大型イベントを網羅するかたちだ。ゲーム関連の東京ゲームショウ2013、エレクトロニクスのCEATEC JAPAN2013、東京国際映画祭、メディア関連機器のInter BEE 2013がとりわけ大きなイベントだ。
コ・フェスタは毎年映像関係が充実しており、今回も日本賞教育コンテンツ国際コンクール、文化庁映画週間、ATP賞、国際ドラマフェスティバル in TOKYOがある。そうしたなかで2009年からファッションも日本の発信するコンテンツとしている。本年もMercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2014 S/Sをオフィシャルイベントとして、コ・フェスタの華やかさせる。
2013年の大きな動きは、昨年同時開催された東京国際アニメ祭、東京国際ミュージックマーケット、 TIFFCOM 2013をさらに本格的に統合させることだ。映画、放送番組、デジタルコンテンツ、アニメーション、音楽をカバーする一大コンテンツマーケットを目指す。
一方、昨年は同時開催されたクリエイターマーケットCMTは、2013年は活動の場の中心をインターネットに移している。クリエイターとクリエイティブのネットワーキング組織に向かうことになりそうだ。
さらにマンガ分野も注目だ。2012年度はシンガポールでマンガフェスティバル in シンガポールを行ったが、2013年も11月8日から10日まで同様のイベントをシンガポールで開催する。同じ期間には、日本のポップカルチャーの大型イベント アニメフェスティバルアジアも予定している。その相乗効果を狙う。
コ・フェスタのスタート以来、マンガ分野は様々なかたちを模索してきた。しかし、現在は海外でのマンガ発信を目指している。日本から発信でなく、日本から海外に出て行き、現地で発信するコ・フェスタのなかでもユニークなプロジェクトになっている。
コ・フェスタ2013 オフィシャルイベント
■ KYOTO Cross Media Experience 2013(KYOTO CMEX 2013)
2013年9月6日(金)~2014年3月9日(日)
みやこめっせ、京都国際マンガミュージアム 他
■ 東京ゲームショウ 2013
■ 日本ゲーム大賞 2013
9月19日(木)~22日(日) 幕張メッセ
■ CEATEC JAPAN 2013
10月1日(火)~5日(土) 幕張メッセ
■ CMT
2013年10月1日(火)~2014年2月28日(金)
ホテル グランパシフィック LE DAIBA 他
■ Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2014 S/S
10月14日(月)~19日(土)
渋谷ヒカリエ、メルセデス・ベンツ コネクション
■ 第40回「日本賞」教育コンテンツ国際コンクール
10月17日(木)~24日(木) NHK放送センター
■ 第26回東京国際映画祭
10月17日(木)~25日(金)
六本木ヒルズをメイン会場、都内の各劇場及び施設・ホール
■ 第10回文化庁映画週間
10月17日(木)~25日(金)
グランドハイアット東京、六本木アカデミーヒルズ49他
■ 東京国際アニメ祭2013秋
■ 第10回東京国際ミュージックマーケット
■ TIFFCOM 2013
10月22日(火)~24日(木)
ホテル グランパシフィック LE DAIBA
■ 国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2013
10月22日(火) 東京プリンスホテル
■ デジタルコンテンツEXPO 2013
10月24日(木)~26日(土) 日本科学未来館
■ マンガフェスティバル in シンガポール
11月8日(金)~10日(日)
インターナショナル コンベンション & エキシビション センター(シンガポール)
■ Inter BEE 2013
11月13日(水)~15日(金) 幕張メッセ
■ 第30回ATP賞
12月4日(水) 六本木ハリウッドホール