トムスエンタ第2Q業績予想 利益上方修正 経費節減効果

 大手アニメ製作会社のトムス・エンタテインメトは、平成22年3月期第2四半期の業績予想を修正した。連結売上高は従来予想の64億5000万円から64億3000万円に減少するが、営業利益はこれまでの7000万円の損失から2000万円の損失に変更される。
 また、1000万円の経常損失は2000万円の利益に変わる、当期純損失も9000万円から7000万円と事前の予想よりも改善する。

 トムスエンタテインメントは売上高の減少について、アミューズメント事業の既存店が不振のためとしている。一方で、アニメーション事業では、遊技機向けの素材制作の増加などがあったとしている。依然、アミューズメント事業の不振が、同社の不安定要因となっている。
 また利益面での改善は、企画費や広告宣伝費などを絞ったためである。販管費の節減が収入の減少をカバーした。

 トムス・エンタテイメントの第2四半期決算の業績予想修正は、7月29日に続いて2回目の修正となっている。前回の修正でも、連結売上高の小幅減額と利益面での上方修正となっていた。
 このため当初1億7000万円の赤字予想であった経常利益は、黒字に転換している。前年同期の2億3900万円の経常利益には及ばないが、同社の経営努力が効果を挙げていることが伺える。
一方で、こうした業績見通しの改善には、『名探偵コナン 漆黒の追跡者』のヒットや、テレビシリーズ『爆丸』が海外でヒットしてことも理由にある。
 しかし、トムス・エンタテイメントは、通期の予想については、下半期以降の経営環境は厳しいとして慎重な姿勢を見せ、予想変更は行わなかった。

トムス・エンタテイメント http://www.tms-e.co.jp/


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