Zeppライブエンタテインメント、アジア最大の日本アニメイベントAFAに出資

ソニーミュージックの子会社で、音楽ライブイベント事業を手掛けるZeppライブエンタテインメントが、東南アジアでのライブ事業を本格化する。6月10日、同社はアジア最大級のアニメイベントとして知られるアニメ・フェスティバル・アジア(AFA)に出資することを明らかにした。
アニメ・フェスティバル・アジアは、2013年9月にインドネシア、11月にシンガポールでアニメやマンガ、J-POPをテーマにアニメ・フェスティバル・アジア2013を開催する。Zeppはこの実行委員会に参加し、イベントに積極的に関わる。

Zeppは2013年に入り、アジアでのライブイベント開催に注力している。すでに香港では地元のPuffin Entertainmentと共催でKawaii POP Festivalを、韓国ではINCHEON PENTAPORT ROCKFESTIVALの共同制作、台湾ではTHE WALL MUSICと共同でFORMOZ FESTIVALを主催した。AFA運営への参加はこれらに続くものだ。

AFAは2008年にシンガポールで第1回を開催、日本のポップカルチャーにフォーカスしたコンセプトが人気を博し、大盛況となった。その後、年々規模を拡大、2012年には延べ8万人を動員している。2012年はインドネシアのジャカルタ、マレーシアのクアラルンプールでもフランチャイズイベントが開催された。
今年も9月6日から8日までの3日間はAFAインドネシア、11月8日から10日まではAFAシンガポールを開催する。これらのイベントの目玉のひとつは、日本から音楽アーティストを招いたライブコンサートだ。Zeppはこのライブに部分で大きく関わると見られる。
AFAにはこれまでシンガポールの現地企業SOZOや電通が関わってきたが、ビジネスの枠組も広がりそうだ。AFAのフェスティバル・ディレクターであるショーン・チン氏(SOZO)は、「我々は、ZEPが今年のAFAへ参加することを歓迎しています。ZEPの参加によって、6年目を迎えるAFA自体がより大きく、新しいレベルへと飛翔することを確信しています」とコメントする。

音楽産業は世界的にCDに売れ行きが長期低落傾向にある。また、音楽ソフトの次のビジネスとして期待された配信も、価格の下落や違法配信などもあり十分な市場に育っていない。とりわけ海外でその傾向が顕著である。
そこでライブイベントのビジネスがあらためて注目されている。Zeppライブエンタテインメントは、ソニーミュージックグループのなかでこの分野を担っている。国内ではライブスペースのZeppを核に運営するが、海外ではそうした拠点がないことから音楽フェスティバルに、新たな可能性をみつける。
さらに海外ではJ-POPファンの入り口として、アニメイベントが大きな役割を果たしていることが以前より指摘されている。アニメのテーマソングから日本のアーティストを知り、さらにアニメイベントにゲスト参加するアーティストのライブに足を向ける。こうしたライブはアニメを超えて、多くの来場者を集めるようになってきている。そこでZeppは、こうした場に自ら乗り出すことでビジネスチャンスを広げる。J-POPの新しい可能性を広げる取組みと言えそうだ。

Zeppライブエンタテインメント
http://zepp.co.jp/com/

Anime Festival Asia
http://www.animefestival.asia/

Anime Festival Asia 2013 Indonesia:
日程: 2013年9月6日(金)~8日(日)
会場: Jakarta Convention Center, Jakarta, Indonesia (ジャカルタ・コンベンション・センター)
http://www.jcc.co.id/

Anime Festival Asia 2013 Singapore:
日程: 2013年11月8日(金)~10日(日)
会場:SUNTEC Convention Center, Singapore (サンテック・コンベンション・センター シンガポール)
http://www.suntecsingapore.com/