Zepp、ライブビジネスの海外展開推進 アニメ・フェスティバル・アジアなど

国内外で消費者のエンタテイメントへの支出が、ライブイベントに向かっていると指摘される。そうしたなかで音楽ライブなどを手がけるZeppライブエンタテインメントは、海外でのイベントやライブ開催のビジネスに本格的に乗り出す。
音楽ビジネスの国際化、そしてライブビジネス化の波を視野に入れたものだ。とりわけ日本のエンタテイメントの人気が高い、アジアを中心にビジネスチャンスを積極的に取りに行く。

まず2013年5月17日から19日までの3日間、香港のMusic Zone @E-MaxでKawaii POP Festival –supported by @JAM-を開催する。これは現地でライブ、コンサートの経験が多いPuffin Entertainmentと共同で主催するものだ。
Kawaii POP Festivalは、“日本のアイドル達がアジアへ”をキーワードに複数の日本人アイドルグループを香港に集結させるプロジェクトだ。アップアップガールズ(仮、SUPER☆GiRLS、でんぱ組.inc、 Dorothy Little Happy、9nineらが参加する。
その後も、韓国のINCHEON PENTAPORT ROCKFESTIVALの共同制作、台湾FORMOZ FESTIVALの主催(THE WALL MUSICと共同)と各国でイベントを行う。さらに現地のコンサートプロモーターや運営会社との共同でイベントを主催し、Zeppブランドの認知度をアップする。将来的には、アジア各国でZeppのライブホール展開も目指したいとしている。

こうしたなかで注目されるのが、日本のアニメやマンガにフォーカスしたイベントとの関わりだ。Zeppはシンガポールとインドネシアの2ヵ国で、アニメ、マンガ、J-POPの大型イベントであるアニメ・フェスティバル・アジア(AFA)でもライブを行う。
アジアに限らず海外では、日本アニメのテーマソングをきっかけに、J-POPに触れるようになることが多い。それらのイベントは高い集客力を発揮し、日本からのアーティストのライブは多くのファンを集めることが多い。日本アーティストの海外進出のきっかけに使われることも多い。Zeppはそうしたことも念頭に置いているとみられる。

また、海外では日本以上に音楽CDの市場は急縮小している。音楽配信ビジネスも十分とはいえない。音楽ビジネスを広げるためにはライブの拡大が必要とされるが、韓国アーティストなどに比べて日本のアーティストの海外ライブは少ないとされている。
日本からのライブビジネスのモデル構築とそうした場の提供は、こうした状況を好転させる可能もある。海外でのライブビジネスの可能性を考えるうえでZeppの試みが、関心を集めそうだ。

Zeppライブエンタテインメント
http://hall.zepp.co.jp/