IGポート、第3四半期増収赤字 ヤマト、ギルティクラウン好調も出版厳しい

アニメ製作・出版事業のIGポートは、4月15日に平成25年5月期第3四半期(24年6月~25年2月)までの決算発表を行った。売上高は版権事業が好調で売上高が大きく伸びる一方で、出版事業が利益面では厳しい結果となった。
連結売上高は41億4200万円(前年同期比18.2%増)、営業損失が1億8300万円、経常損失は1億5500万円、四半期純損失が2億2000万円である。前年同期に引き続き最終赤字だった。

事業別では出版事業が不調だった。月刊誌、単行本、ケータイ配信を手がけたが、売上高は19.1%減の7億300万円、セグメント損失が1億3350万円である。
主力のアニメ制作が中心となる映像制作事業も、8700万円のセグメント損失だった。ただし、売上は24億円と前年同期比で8.9%増加している。劇場アニメ『009 RE:CYBORG』、テレビアニメでは『PSYCHO-PASS サイコパス』、『ROBOTICS;NOTES』、『宇宙戦艦ヤマト2199』、『黒子のバスケ』、『輪廻のラグランジェ』、『新テニスの王子様』などを制作した。

好調だったのは版権事業である。前年同期比157.8%増の8億8600万円と急伸した。またセグメント利益も9000万円と大きく伸びた。とりわけ『宇宙戦艦ヤマト2199』と『ギルティクラウン』の映像パッケージの好調が全体を牽引した。
『宇宙戦艦ヤマト2199』と『ギルティクラウン』のほか、『009 RE:CYBORG』、『劇場版BLOOD-C The Last Dark』、『ももへの手紙』などが主要作品だった。売り上げの伸びに対し利益の伸びが低いのは、積極的に映像製作出資を続けているためと見られる。
その他事業も、SNSゲーム、スマートフォン向けのアプリがあり好調だった。売上は1億5400万円(74.7%増)、セグメント利益は1000万円だった。

全体に映像制作の利益率が低い一方で、二次利用の事業で利益を得ていることが分かる。また、IGポートは通期連結の見通しを売上高66億3200万円、営業利益4200万円、経常利益5500万円、当期純利益4200万円と予想する。

IGポート
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