ブロッコリー前期大幅増益 「うたプリ」記念配当、「Z/X」記念配当も発表

キャラクターコンテンツ事業のブロッコリーの業績が、引き続き好調だ。4月11日に発表した同社の平成25年2月期決算が大幅増益となった。
売上高はリテール事業(ゲーマーズチェーンなど)を、2011年6月にアニメイトに売却したことから引き続き減少している。前年比19.3%減の43億7200万円である。しかし、ゲーム部門、CD部門の売上げ好調もあり、売上総利益率は43.7%と大きく向上、前年に引き続き利益が伸びた。営業利益は8億3400万円(25.5%増)、経常利益は8億3300万円(26.8%増)、当期純利益は8億7700万円(32.0%増)である。

業績の好調は、大型ヒットタイトルに支えられた。2010年にまずゲームソフトでスタートした若い女性向けのコンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』が、ゲームからアニメ、音楽、キャラクターグッズへと引き続き人気を拡大させている。
ゲーム部門では2012年5月発売のゲームソフト『うたの☆プリンスさまっ♪Debut』、2013年2月に出荷した『うたの☆プリンスさまっ♪All Star』の売上が好調だった。また関連作品のバックオーダーも順調だとしている。
さらにCD部門でも、2012年7月発売の『うたの☆プリンスさまっ♪Shining All Star CD』をはじめ、『うたの☆プリンスさまっ♪シャッフルユニットCD』の5タイトルもあり、売上げが当初計画を大幅に上回った。

さらに2012年7月からスタートしたトレーディングカードゲーム『Zillions of enemy X(ジリオンズ オブ エネミー エックス:Z/X(ゼクス)』シリーズが大ヒットになり、カードゲーム部門を牽引した。ブロッコリーは、売上は大変好調としており、当初計画を大きく上回った。
『うたの☆プリンスさまっ♪』が女性向けであるのに対して、『Z/X(ゼクス)』は若い男性をコアターゲットにしている。ターゲットの異なる大型タイトルが2つになったことで、同社の事業は安定性を増しそうだ。

業績の好調を受けて、ブロッコリーは年間配当金額を上方修正した。従来の期末1株につき普通配当2円に加えて、記念配当4円を実施する。合計6円は前年の5.5円を上回る。
記念配当4円うち3円を「うたの☆プリンスさまっ♪記念配当」、1円を「Z/X(ゼクス)記念配当」とする。株主にもヒット作をアピールする。

一方、今期(平成26年2月期)も、引き続き事業と収益の拡大を図ると積極的な姿勢をみせている。2013年4月から新たなテレビアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』がスタートしていることもあり、『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズの人気は持続しそうだ。ブロッコリーは、シリーズのムーブメント化を目指して更にスケールアップしたいとしている。
『Z/X(ゼクス)』は、ゲームのプラットフォームの多角化やマンガなど多メディアの展開が進められている。これがさらにタイトルのヒットの拡大につながるかが鍵になるだろう。リテール事業の分離と相次いだヒット作で、ブロッコリーの業績は急速に改善している。

ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/company/