文化庁 「日本文化芸術オンライン」試験運用開始

文化庁は6月1日から、日本の様々な文化、芸術分野の情報を英語で発信するポータルサイト「日本文化芸術オンライン」の試験運用を開始した。サイトでは日本の文化芸術を「美術」、「文学」、「クラシック音楽」から、「地域の祭礼・民俗芸能」まで、およそ15のカテゴリーに分け、それぞれの概要を英語と日本語の双方で紹介している。
特に、サイトのコラムでは「映画」を筆頭として挙げ、その後に「マンガ・アニメーション」、「ゲーム」、「ポップス・ジャズ」が続く。クールジャパンに代表されるポップカルチャー分野に力を入れている様子が伺える。

サイトは海外の文化芸術分野の関係者が、日本の文化芸術にかかる業界構造や関係機関などに関する情報を得られることを目的としており、海外と日本との国際文化交流の一助とするためである。
文化庁は今回の試行版の公開について、ポータルサイトの内容や構造の利便性を実証するためとしている。今回公開されたサイトの運用状況を把握・分析し、正式公開に向けて、情報の内容、提供方法について引き続き検討をする予定だ。
現在のサイトの情報は、各業界の簡単な紹介と関連機関、団体へのリンクが主なコンテンツとなっているが、正式公開の際にはより充実した内容が期待できそうだ。

文化庁によるインターネットを通じた情報発信は、内閣府の知的財産戦略本部や文化庁に平成19年から平成21年まで設けた文化発信戦略に関する懇談会における日本の文化情報の発信強化の論議を背景に進められている。
文化発信戦略に関する懇談会では、現在注目を浴びている国立メディア芸術総合センターの構想につながるリアルな拠点整備と並びウェブサイトの構築と充実を挙げていた。その期待と役割の大きさから考えれば、今後の展開は目が離せないものと言えるだろう。

日本文化芸術オンライン http://www.bunka.go.jp/culture-online/jp/
文化庁 http://www.bunka.go.jp/