オンラインゲームのアエリア 金融子会社設立

ネットワークゲーム運営やモバイルコンテンツ事業のアエリアは、12月22日付で全額出資の金融子会社アエリアファイナンスを設立すると発表した。新会社は通常の投資だけでなく、未公開企業への投資と株式上場支援を行っていく予定である。
これは、最近、アニメの企画・制作のGDHが設立したGDHキャピタルやコンテンツ複合企業ウェッジホールディングスの子会社ウェッジインベストメントに近いかたちの会社である。
急成長を遂げているコンテンツ関連企業の中で、金融子会社を設立する動きが活発化しているようだ。
 
これらの企業は自社や関連企業の株式公開によって、経営陣が大きな利益を得た経験を持っている点で共通している。アエリアはちょうど12月20日に、子会社ゲームポットの上場を果たしたばかりでもある。
今回のアエリアファイナンスも含め、こうした新興企業による金融子会社に共通する特徴は、自社のための資金効率化や調達でなくベンチャー企業への投資に大きな関心を示している点である。つまり、ベンチャー企業に投資することで、それらの企業が上場する際に利益を得るわけである。

これらの金融子会社は未上場企業への投資により、株式上場利益をビジネスとして継続に行うことを目的としているであろう。しかし、現在でも、ベンチャー企業投資では、銀行や証券、独立系のベンチャーキャピタルが多数存在しており、その中でどう競争していくのだろうか。
既存のベンチャーキャピタルとコンテンツ企業系の金融子会社の違いは、コンテンツ企業が自社ビジネスを成長される中で養ったコンテンツを評価する眼といえそうだ。ベンチャーキャピタルは、コンテンツの評価に弱いとされており、そうした場所にビジネスチャンスがあるかもしれない。
また、コンテンツ産業ならではの事業支援や事業パートナーを紹介出来る点でも有利といえるだろう。