バンダイ 企業戦略のポーター賞受賞

一橋大学国際企業戦略科は、毎年優れた経営と戦略、イノベーション、収益性を達成した企業を表彰するポーター賞の2005年企業に玩具会社大手のバンダイを選出した。
ポーター賞は、アメリカで企業戦略と市場競争分析で名高いマイケル・ポーター教授に由来して設立された賞である。今年でまだ5回目と歴史は短いが、毎年2社から4社が選出され、これまでの受賞企業にはキャノン、武田製薬、セブンイレブンといった日本を代表する優良企業が並んでいる。

受賞の基準は優れた収益性加えて、他社と異なる独自の価値を提供出来ること、企業戦略に一貫性があること、そしてその戦略を支えるイノベーションが存在することである。
今回のバンダイの受賞は「テレビ完全連動型キャラクター・マーチャンダイジング」という、バンダイの手掛けるテレビアニメ・番組から派生するキャラクタービジネスのユニークさが評価されたためである
ポーター賞の特徴は選考対象が企業単位のまとまりだけでなく、特定企業のいち事業部も対象になることである。今回、バンダイはひとつの事業のみで活動する企業部門での受賞である。
バンダイナムコとして統合される今後はこの分野の対象になることはなく、今回が最後のチャンスであった。今後は単独事業で収めた成功体験を複数のドメイン(企業領域)を持つ企業として生かせるかが重要になるであろう。

本年の他の受賞企業・事業部には、近年急速に注目を浴びるジェネリック医薬品(後発医薬品)に特化する大洋薬品工業、ベネッセコーポレーション教育事業部、堀場製作所エンジン計測システム機器事業部が選ばれている。