トミー業績下方修正 ゾイド、プラレール苦戦

玩具会社大手のトミーが、平成18年3月期期末決算の大幅な下方修正を発表した。これまで年間890億円とされていた売上高は810億円に下方修正される。この予想値は、昨年の実績832億円からも下回ることになる。
さらに50億円とされていた経常収益は21億円に、28億円とされていた当期純利益は11億円に予想を引き下げる。

トミーによれば、玩具業界にとっての山場である年末商戦の出荷が、予想に反して当初計画を大幅に下回っているためとしている。とりわけ、同社の定番商品であるプラレールとゾイドが苦戦している。また、女児向け玩具も販売が不振である。
一方、同社のもうひとつの定番商品であるトミカは回復基調にあり、海外連結子会社の黒字転換などもある。しかし、全体の販売不振と利益率の高い定番商品の売上げ構成比率減少の結果、当初予想の業績には達しない見通しが明らかになった。
 
新しい業績予想は、売上高、経常利益、当期純利益の全てで前年を下回ることになり、同社事業の予想外の不振が明らかになった。トミーは、来年3月に同業大手のタカラと合併を予定しているが、今回の業績予想にはタカラの決算は含まれない。
一方、タカラは18年3月期決算では経常利益、当期純利益の黒字転換を予想しているものの、中間期ではいずれもマイナスとなっており、依然厳しい経営が続いている。