ブロッコリー 債務の株式化で債務超過解消へ

アニメ・キャラクターの企画・制作会社のブロッコリーは、11月29日に現物出資(デッド・エクイティ・スワップ)による第3者割当て増資を行い、現在の債務超過状態を解消すると発表した。
デッド・エクイティ・スワップは、ブロッコリーがタカラ向けに保有する債務を株式化するものである。先日、タカラからブロッコリーの株式を買い取り新たな大株主になったガンホー・グループの投資会社2社が、ブロッコリーのタカラ向けの債務を肩代わりし、その債務をそのままブロッコリーの株式第三者割当て増資に当てるものである。
債務が株式に代わることでブロッコリーの債務が解消される一方で、タカラはブロッコリー向けの債権の回収が出来る。

第3者割当てによって新規に株式を収得するのは、ガンホー・オンライン系の投資会社であるマーケットメーカーファンド投資事業組合とアジアンスターファンド投資事業組合2号の2つの組織である。両者は、それぞれおよそ13億円ずつの現物出資(債務の株式化)によりブロッコリーの株式を獲得する。これにより、マーケットメーカーファンド投資事業組合は持株比率26.08%の株主第1位、アジアンスターファンド投資事業組合2号は持株比率25.5%の株主第2位となる。
この結果、先に旧大株主のタカラがガンホー・オンライン・エンターテイメントとアジアングルーブに売却した600万株を加えるとガンホー・グループの出資比率は70%を超え、ブロッコリーは名実ともガンホー・グループの傘下に入ることになる。
実際の増資は、来年2月8日の株主総会の承認を得たうえで、2月15日に行う。

来年3月のトミーとの企業合併を控えたタカラにとっては、貸付債務の解消によりブロッコリーとの関係は完全に切れることになる。ブロッコリーに関する問題は、一段落がついたといえるだろう。
一方、ブロッコリーとガンホーは、ブロッコリーの持つキャラクターの利用と事業の立て直しを早急に手掛ける必要になるであろう。