中韓 アニメ産業の育成で合意

中韓両国は互いの国で開催されるアニメーション・コンベンションで協力体制を築く。中国と韓国はそれぞれの国で開催されるアニメーション・コンベンションの長沙カートゥーンアート・フェスティバル (CCAF)とソウル国際カートゥーン・アニメーション・フェスティバル (SICAF) を通じて協力関係を築くことで合意した。また、中国の関係者は韓国の持つデジタル分野を中心としたアニメ制作の経験は同国にとって大きな価値があると述べている。

2005年のCCAFでは、韓国から大手アニメーション制作会社を含む17社が参加したほか、韓国デイを設けるなど韓国アニメーションの紹介に力を入れていた。中国側からの韓国アニメーション企業への関心が極めて高いことが理解出来る。また、韓国でも近年中国のアニメ・ゲーム市場への関心が急激に高まっている。
韓国のアニメーション産業は高い技術を持つ一方で、国内アニメーション市場が狭いという問題を抱えている。このため中国と連携することで、巨大な中国市場を見据えることが出来る利点がある。また、中国側にとっては、韓国の制作技術を導入することで急増するアニメーション市場の需要に対応する制作体制を確立したいという思惑があるだろう。
そうした意味で両国はビジネス上の相互補完関係にある。また、中国にとっては既にブランドの確立している日本や米国のアニメ関連企業より組みやすいパートナーともいえる。
こうした背景には両国が提携を結ぶことで、世界市場に大きな影響力を発揮している米国や日本のアニメーション産業に対抗する意味合いもあるだろう。今後も両国の提携はアニメやゲーム、映画といった分野で広がっていく可能性は高いに違いない。