ガンホー第3四半期増収減益で失望売り

10月28日に大手オンラインゲーム運営会社のガンホー・オンライン・エンタテイメントの平成17年度12月期の第3四半期までの単独決算が発表された。発表によれば、同期までの売上高は34億9400万円(前年同期比13.8%増)、営業利益は7604万円(前年同期比78.6%減)、経常利益は8735万円(前年同期比77%減)であった。また、同社株は10月20日付で1対5の株式分割を行なっている。

第3四半期は、新たなオンラインゲーム1本とβ版2本の運営を開始した。売上高は同社の主力ゲーム『ラグナロクオンライン』などのオンライン会員の増加によって増加となったが、営業利益、経常利益、純利益はそれぞれ70%を超える大幅な減少となった。これは、東京ゲームショウなどの各種イベントを通じた宣伝活動費や新作オンラインゲームのβ版のための先行投資費用が嵩んだためである。このため第3四半期までの経常利益の業績予想に対する達成率は16%に留まっている。しかし、通期の業績予想の修正はなく予想売上高は56億2400万円、予想経常利益5億4800万円、当純利益3億円7100万円としている。

一方で同社は今期に携帯ゲーム会社のジーモードの第三者割当を引き受けによる子会社化、オンラインゲーム会社ゲームアーツの子会社化などを行なっている。さらにアニメ・ゲームの企画会社ブロッコリーの株式取得やタカラとの業務提携を行なうなど積極的な業務の多角化展開を図っている。

発表後の週明けの株式市場では、ガンホー株は大幅な経常利益の減少を理由に一時400,000円安(13.7%)のストップ安まで売り込まれた。場中切り返す局面も見られたが、終値は前日比 390,000円安の2,530,000円であった。