バービーで泣くマテル SWで笑うハズブロ

米国で発表された大手玩具メーカー2社の4半期決算が対照的な動きを見せている。玩具会社1位のマテルの第3四半期決算は、売上高2億2530万ドル前年同期比12%減となり長く続く低迷から抜け出せなかった。売上高減の大きな原因は、同社の持つ著名人形ブランドのバービードールの売上げ不振である。バービー人形の世界市場での売上げは今期18%落としている。
マテルは、今年の初め商品の価格を原油価格高騰を理由に2%から4%値上げしたが、原材料と輸送費の値上がりにより来年さらなる値上げを実施する方向である。
ウォールストリートでは、今期のマテルが昨年ほどの利益をあげるのは難しいだろうという見方が広がっている。また、同社のバービーのブランド戦略の欠如を指摘する向きもある。
こうした中、先週末には同社はマテル・ブランドズのマチュー・バウスケット社長の退任を発表し、後任にフィッシャー・プライス部門のニール・フリードマン氏が就任することになった。

一方で、米国玩具業界第2位のハズブロの第3四半期の決算は、事前予想は下回ったが売上高9億8810万ドル前年同期比4%増、経常利益8870万ドル3.8%増で比較的順調であった。スターウォーズの関連の商品とゲームが好調で6.9%増になったことが貢献した。さらにトランスフォーマーやゲーム部門も好調であった。しかし、原油価格の高騰についてはマテルと同様懸念を示している。