大阪のアニメ市場は全国の8.6%

このほど日本総合研究所がまとめた『大阪におけるアニメーション産業の現状』によると大阪府のアニメーション産業の市場規模は、年間408億円で全国4719億円(2002年)のアニメーション市場規模に占める割合は8.6%であるという。この数字は大阪市がまとめたもので、市場の中にはCMやプロモーション映像などの産業用映像も含まれている。このため、いわゆるテレビアニメや劇場アニメに限ると市場シェアはもう少し小さくなりそうだ。
逆に言えば、都市型産業ともいえるテレビアニメに較べて、CGアニメーションを中心としたCM用のアニメーションや産業用アニメーションには、大阪市場の開拓余地が大きいと言える。

今回のレポートは、日本総合研究所関西経済研究センターによるもので、日本の次世代産業とされるアニメーションを産業における大阪の可能性を探るものである。レポートでは、日本のアニメーション産業は東京に集中しているが、デジタル化の推進により企業の東京立地は必ずしも必要でないことを指摘している。そのうえで、大阪市の試みを紹介しつつ大阪のアニメーション産業振興のため次の4点を提言している。
 1) 大阪市のアニメーション活動の認知度を高める。
 2) クリエーター主体の集積拠点を作る。
 3) 著作権契約等の法制面での支援。
 4) プロデューサーの育成の必要性。