Viz 世界銀行と提携して教育マンガを配布

小学館グループのアメリカの現地会社とであるVizメディアは、世界銀行と提携して新たに『1ワールド』というマンガシリーズを開発し、世界中の図書館に配るプロジェクトを開始する。『1ワールド』は、貧困や環境、エイズ/HIVなどの世界的な問題を取り上げたマンガシリーズになり、小学館が開発したマンガを世界銀行が世界各国300の学校に寄付をする予定になっている。

小学館グループの出資によるVizメディアは、アメリカのマンガ・アニメビジネスにおいて最も成功した企業のひとつである。しかも、今年初めから米国会社の再編、少女向けのマンガ雑誌の発行、アニメのノベライズの刊行開始、さらにはヨーロッパ会社を立ち上げてヨーロッパ市場を目指すなどその勢いはとどまることがない。同社の今後の成長はままだ続きそうである。
その中での今回の世界銀行との提携は、アメリカにおいては社会貢献を行なう企業であるというメッセージを発信することが重要だとする理解のうえにあるだろう。また、社会に貢献する企業の姿は、日本マンガの普及と伴に起こる可能性がある日本マンガの暴力性や性的表現に対する批判を和らげる効果も期待できるかもしれない。