米AXとNYコミックコンのトップ人事

来年、アメリカで予定されているアニメ関連のふたつのイベントのトップ人事が相次いで発表されている。ひとつは米国最大のアニメイベントであるアニメエキスポの新組織委員長で、もう一方は来年2月に予定されているニューヨークコミックコンのアニメ部門の統括者である。

アニメエキスポ(AX)の広報によるとアニメエキスポを運営するSPJA(日本アニメ振興協会)の理事会は、2006年7月1日から4日まで開催されるアニメエキスポ2006の組織委員長にジョイス・リム氏を新たに任命した。また、副委員長にはリン・ラン氏を任命した。2005年の委員長であったドナルド・ヒガ氏は1年間と比較的短い期間での交代となった。
リム氏は1999年以来AXのスタッフとして経験を重ねてきた。これまで、マスカレード(コスプレ大会)や夏祭りのなどの様々な企画に携わってきたほか、過去3年間は展示ホールと責任者を務めてきた。

これまで、AXの女性の組織委員長は2003年までその席にあったジェニファー・ポン氏の例はあるが、委員長、副委員長の両方を女性が占めるのは初めてである。また、SPJAの理事長も女性のジェニファー・ポン氏であるため、来年のAXは女性リーダーによって運営されることになりそうだ。
近年、米国では、女性のアニメファンの増加や少女マンガブームが話題になっている。こうしたところにも、アメリカで増大する女性アニメファンパワーが現れているのかもしれない。
 
一方で、来年の2月にニューヨークでの開催を目指しているニューヨークコミックコン(NYコミックコン)は、アニメ部門の統括者にテリー・チュウ氏を任命した。チュウ氏は、これまでアメリカでも有数のアニメイベントであるOTAKONのスタッフとして企画、運営にかかわってきた。ニューヨークコミコンによれば、同イベントの全てのアニメの企画と運営はチュウ氏に任されることになる。
ニューヨークコミコンは、サブカルチャー分野の本格的なビジネスショーを目指しており、カバーする分野にはマンガ、コミック、グラフィックノベル、アニメ、ゲームなどが含まれる。また今回、新たに特別ゲストに米国コミック出版社マーベル総編集長のジョー・ケセダ氏が招かれることが発表された。
さらに、新たな出展企業にダークホースとSFチャンネルが加わり、理事会には著作権団体のLIMA(国際ライセンシング産業マーチャンダイザーズ協会)も加わることになった。