NYコミックコンにVizとTOKYOPOP

2006年の2月24日から26日にニューヨークのジャビットセンターで開かれるニューヨークコミックコンに新たに米国のマンガ出版大手のVizとTOKYOPOPが出展することになった。既に参加を表明しているADVを含めると、米国のマンガ出版の2大大手と米国最大の日本アニメ流通会社が出展することになる。
Vizは小学館系の米国大手マンガ出版社で『NARUTO』や『犬夜叉』などの作品を米国で展開している。TOKYOPOPは米国最大のマンガ出版社で『フルーツバスケット』などを展開している。それ以外の出展社には、DC、マーベル、ヴァラエティ、ドリームワークス、ウィザード、Del Rayなどが含まれている。

今回のコンベンションの特徴は、コミック・マンガ・アニメ・ゲームを中心としたビジネスショーと位置づけられていることである。コミック関連の大規模イベントのコミコン(今回のNYコミコンとは主催が別)や日本アニメ中心のアニメエキスポは、ファンイベントが成長したもので本来的なビジネスイベントではない。今回は、トレーディングショーの開催に実績がある米国リード社が運営を行う。また、開催3日間のうち初日をビジネスデーとして企業間取引の場として集中させるなど、ビジネス向けの新たな試みを行っている。
また、日本にとってはコンベンションが日本のコンテンツへのシフトを強めていることも見逃せない。従来のコミック系イベントでは、コミコンを除くとマンガやアニメの存在感はそれほど大きくなく、日本のコンテンツはそれだけで単独のイベントを開くことが中心であった。
しかし、今回のコンベンションは独立した分野としてコミック、グラフィックノベル、ゲーム、おもちゃ、マンガ、アニメ、映画が挙げられている。7分野のうち日本発のマンガ、アニメが2つを占めており、グラフィックノベル、ゲームは日本が強い競争力を発揮している分野である。

主催団体のひとつであるICV2は展示場となるジャビットセンターのスペース9万へーベ(東京ビッグサイトの全フロアーとほぼ同じ水準)の半分以上が既に予約で埋まっているとしている。ニューヨークは米国最大のエンターテイメント消費地であるが、これまで継続的に開かれるアニメやマンガ関連のイベントは少なかった。NYコミックコンはこの未開拓領域の展開でもありその成果が期待される。