創通エージェンシー フォーサイドと提携 実写進出

アニメ作品の企画・制作・版権管理を主要な業務とする創通エージェンシーとインターネットとモバイルコンテンツ配信会社のフォーサイド・ドット・コムが資本業務提携をすると発表した。これにより同社は、テレビ番組の作品権利を利用した収益事業の拡大を目指す。
発表によれば創通エージェンシーはフォーサイドの発行済株式0.1%(2200株を)所得し、フォーサイドも創通エージェンシーの発行済株式の2.3%を取得する。
両社は共同で、創通エージェンシーが保有するアニメ作品の実写版製作を手掛ける予定である。このため両社の出資によるアニメ作品の企画・制作やDVD販売を行う著作権管理事業の新会社も視野に入れている。
 
今回の業務提携で注目すべきは、この提携がふたつの点で昨今のアニメ業界を取り巻く状況を象徴していることである。一点は、巨大企業に成長したインターネット流通企業がコンテンツの価値という観点からアニメ関連企業に接近をはかりつつあることである。 先日のモバイルコンテンツ会社のインデックスがトミー・タカラと著作権管理を主体とするT2iを共同で設立としたこともこの流れの中にある。
もう一点は、アニメ・マンガ原作の実写化が増加傾向にあり、それが大きなビジネスとして認識されはじめた点である。おそらく、創通エージェンシーがフォーサイドと提携する側面はこの分野でビジネス展開の期待が大きいと思われる。
創通エージェンシーは、「ガンダム」シリーズの著作権を保有していることで知られており、これまでバンダイに近い企業として知られていた。大株主第3位のバンダイは創通エージェンシーの株式の16.1%を持っているが、今回の資本業務提携での関与はないようである。