米インターネット新チャンネルでアニメ放映へ

米国の2大通信会社のひとつであるベライゾンが、自社が展開を予定しているインターネット配信TVの新チャンネルの『ブラックベルトTV』チャンネルの中で、日本アニメを放映番組のひとつとして取り上げることを発表した。
ブラックベルトTVは、ベライゾンが手掛けるベライゾンFiOS TVと呼ばれるインターネット配信TVのひとつである。ベライゾンによれば、同局はヤングアダルトの男性を視聴者として想定しており、24時間にわたってアクションエンターテイメントを中心に放映する。アニメのほかには、カンフーや空手、フィットネス、健康、芸術映画などを取り上げる。放映されるアニメ作品の具体的なタイトルは現在のところ公表されていない。

ベライゾンは、米国有数の通信会社であると同時に、ワイヤレスネットワークについても大手事業会社として知られている。今回新チャンネルを設けるFiOS TVは、同社がテレビ番組事業への進出を目的に設立したインターネットテレビで将来的に300チャンネルを構想している。
同社はインターネットTVが将来的にケーブルテレビに変わるものとして力を入れている。今回は、ブラックベルトTVのほかにアメリカチャンネル、EXPOチャンネルなど5つの新チャンネルが発表された。

ブラックベルトTVでの日本アニメがどの程度の放映時間になるか判らないがFiOS TVの登場などの放映媒体の増加は日本アニメにとっては良い兆候である。それは、これまで日本アニメを放映していたFOXキッズやカートゥーンネットワークがアニメ放映の削減に動くなど既存の放映メディアでの日本アニメの放映枠が減少傾向にあるからだ。こうした新メディアは、そうして減った放映枠の代替先になり得るからだ。
また、新興放映メディアにとっては人気のある日本アニメの放映は、既存メディアとの差別化に大きな力を発揮すると考えられる。これまでの3大ネットワークに対する新興ネットワークのFOXや地上波放送に対するケーブルTVのキッズステーションが、日本アニメの放映で従来の放送と差別化することで成長してきた。このように市場の拡大が見込まれるインターネットTVが、日本アニメを積極的に取り上げていく可能性は高いだろう。