TYO 第3四半期決算と大幅上方修正

広告映像及びアニメ・ゲーム制作のTYOの業績が好調である。29日に発表したTYOの第3四半期までの決算は、売上高及び経常利益が大きく伸びている。また、好調な業績を背景にTYOは9月末決算の業績予想を大幅に上方修正した。
TYOの昨年10月から6月末までの売上高は、134億5500万円(前年同期比36.2%増)、経常利益は10億1800万円(同70.1%増)となっている。第3四半期単独では、純利益は3億8700万円(同187%増)である。この結果TYOは、これまで期末の売上高予想を168億円から190億円に、経常利益を9億4000万円から12億円に引き上げた。

会社の主要事業である広告映像事業が、売上高87億8600万円(前年同期比28.7%増)、営業利益9億7200万円(同7.3%)と好調だったのに加えて、全体のおよそ1/4を占めるCG制作とアニメ制作からなるエンタテイメント事業も極めて好調であった。
しかし、同部門を構成する9社のうち黒字だったのは3社のみで、ジェンコ、ハルフィルムメーカー、ゆめ太カンパニーのアニメ制作会社3社は第3四半期までで全て赤字であった。しかし、TYOによれば3社とも通期では大幅な業績改善が実現するとしている。
エンタテイメント事業を支えたのはCG制作のデジタルフロンティアと見られ、CG映画制作とゲームソフトのオープニングムービーが好調だったとしている。また、ゲーム制作会社の朱雀とスティングは黒字で受注動向も好調だとしている。

全体として好調なTYOの決算だが、アニメ制作部門だけに限ればTYOへの統合効果は発揮されつつもあるも、まだ道半ばといえる。しかし、アニメ制作各社は経営体力のあるTYOのグループとして経営を行うことで確実に地盤を固めつつあると考えてよさそうだ。