バンダイV株主通信の社長インタビュー

バンダイビジュアルの株主通信のインタビューで、同社の川城和実社長が3ページにわたり会社の現在のビジネスとこれからのビジネスの方向性について答えている。インタビューの中心は、親会社バンダイとナムコの合併による影響や前期決算、第1四半期決算などの説明となっている。しかし、これ以外にも幾つか興味深い話題があがっているのででピックアップしてみた。

1. 戦略的に実写作品の割合を増やす意図はないが、製作する作品が実写向きであればそれに製作参加をする。 
 (近年、同社は北野武監督作品や『亡国のイージス』、『誰も知らない』などの実写作品での実績を残しているが、それは敢えて実写作品ではなく結果的に実写作品だったということのようだ。)
2. バンダイビジュアルUSAの正式な営業は年明けから、年明けにも米国向け商品が発表される可能性が高い。
 (株主総会では準備段階とされていたがいよいよ動き出せる体制が整った。ビジネスの中心は、日本で成功した高価格高品質のDVD販売というビジネスモデルの海外移植である。)
3. 東証1部上場昇格は実現させたいと考えている。
4. 『スチームボーイ』のDVD売上は17万枚突破、『ガンダムSEED DESTINY』は各巻10万枚を突破している。
 (両作品とも世間での評価以上にヒットしている。)

インタビューから読み取れるバンダイビジュアルのビジネスは、自社の得意な領域で確実に利益をあげるという手堅さである。そうした中で自然に事業領域が広がって行くといった面が強いように感じる。それが、実写作品の製作であり米国進出と言っていいだろう。