米4キッズ 第2四半期は減収減益

8月9日に米国を代表する日本アニメの流通企業である4キッズエンターテイメントの第2四半期の決算が発表された。発表によれば、今期の売上高は昨期の2210万ドルから1900万ドル(前期比14.1%減)に、経常利益は200万ドルから63万1000ドル(69.5%減)と伴に大幅に減少した。また、上半期全体では売上高4460万ドルから3930万ドル(17.9%減)、経常利益520万ドルから260万ドル(50%減)とこちらも大幅な減収減益となる。
4キッズのCEOであるアルフレッド・カーン氏によれば、売上高の減少は主にビデオ収入と海外向けの放映権の販売不振によるものだという。さらに、『遊戯王』の商品販売が軟調なことや『キルビー』のライセンス収入の減少が、米国アニメーションや『シャーマンキング』のライセンス収入の増加を補うことが出来なかったとしている。

このため4キッズは、地上波放送局のFOXに所有する土曜日朝の4時間の放映枠に新しい番組を導入することで業績の向上を目指す。この中には、女児向けの日本アニメ『おジャ魔女どれみ』や日本のアニメ制作会社GONZOによる『G.Iジョー シグマ6』、『遊戯王』の第6シーズンも含まれている。

しかし、今回の4キッズの第2四半期の決算は、昨年以来不調と言われている日本アニメ関連企業の不振イメージを払拭することは出来なかった。4キッズが述べているように、看板作品である『遊戯王』の人気に翳りが出ていることが大きな原因であるが、他社のような『NARUTO』や『犬夜叉』といった新たな人気作品が生み出せていないことも原因である。秋から投入する新作品がどの程度人気が出るか、新シーズン作品を投入することで『遊戯王』の人気が盛り返せるかが、残りの下半期の業績を左右しそうだ。
また、今回の決算を受けてダウジョーンズは4キッズエンターテイメントの株式見通しを、これまでのホールド(維持)からアンダーパフォーム(弱気見通し)に切替えた。