CJマークがアジア市場に登場

海外流通促進機構が推進を行っている海外市場における日本のコンテンツ保護のCJマーク利用がこの8月から本格化している。
CJマークは世界で増え続ける日本コンテンツの模倣品・海賊品対策として、海外流通促進機構(CODA)が昨年の9月に発表したものである。その目的はこれまでの海外での模倣品・海賊品対策が著作権法をもとに行われていたのに対して、商標登録をしたCJマークに基づき取り締まりを目指す点である。
これまでの著作権法を利用した海賊版の取締りには、著作権侵害の実証責任のため多大な費用と手間がかかって来た。しかし、商標権を持つCJマークを利用することでこの取締りが容易になる。つまり、CJマークがなければ海賊商品であり、偽のCJマークがついていれば商標権の侵害として容易に訴えることが可能になるからである。

このCJマークが、8月から本格的にアジア市場に登場する。これまで6月に1作品、7月に2作品のCJマーク導入作品が海外でリリースされたが、8月に新たに4作品にCJマークが使用され発売される。
これによりCJマークの使用は4社7作品となり、今後も映画、アニメ、ドラマ、ゲームといった日本製コンテンツのCJマーク導入が順次拡大される予定である。
現在CJマークの利用は、アニメ分野で『B伝説!バトルビーダマン』(ディーライツ)、ブラックジャックTV版、OVA版(手塚プロダクション)、『SAMURAI7』(国際メディア・コーポレーション)の4作品、ゲーム分野で『METAL SLUG5』、『ティンクルスタースプライツ』(SNKプレイモア)の2作品、玩具分野で『B伝説!バトルビーダマン』(ディーライツ)の1作品となっている。

CJマークを管理するCODAは、コンテンツ産業が積極的に海外での事業活動を行えるよう昨年8月設立された団体である。音楽、映像、アニメ、書籍、ゲームなどのコンテンツに関する19団体・22社が加盟しており、日本製コンテンツの海賊版阻止を目的としている。
CODAは、CJマークの普及促進に合せて香港、台湾、中国における海賊版取締りにも力を入れており、今年の6月末までに309件、98万枚の海賊版DVD・CDの取締りを行うなどの成果をあげている。