2005年上半期 DVD生産前年割れ

社団法人日本映像ソフト協会が、DVDの2005年6月期のビデオソフト(DVD、ビデオ、カセット)売上高と2005年第2四半期のDVD生産実績枚数を公表している。統計によれば、2005年の上半期(1月から6月まで)の国内のビデオソフトの売上高とDVDの生産枚数は伴に前年割れになった。
ビデオソフト売上高はレンタル店用が307億7100万円、業務用が8億900万円となり、それぞれ前年比109.5%、117.5%と増加した。しかし、売上げの大半を占める販売用DVDは1036億500万円で前年比90.4%と大きく落ち込んでいる。DVDへの転換が進む中でのビデオカセットの売上げ減少も合わせると、全体で前年比84.2%という大きな落込みとなっている。一方、DVDの発売タイトル数は全体で6684タイトルと全年同期比127.4%と増加している。

また、DVDの生産枚数も減少している。2005年第1四半期(1月から3月)は同財団が統計を取り始めて以来初めて生産枚数が前年同期比で減少したが、第2四半期も前年同期比94.2%とマイナスを記録した。この結果半期全体では生産枚数1億144万3000枚となり、前年比で94.8%と減少している。
 
生産枚数に較べて売上高の落込み幅が大きいことは、近年みられるDVDの小売単価の下落が続いており売上高に影響していることを伺わせる。また、そうした中で販売タイトル数が増加しており、タイトルごとの平均売上げ枚数は下落していることになる。
こうした傾向は、DVDの売上高に大きなシェアを占めるアニメDVDに無関係ではない。また、昨今指摘されている売れる作品と売れない作品の2極分化傾向をも裏付けているといえそうだ。