「秘密結社 鷹の爪」などのDLE 米国法人DLE America設立 現地VCが出資

『秘密結社 鷹の爪』などで知られるアニメ製作会社のディー・エル・イー(DLE)は、2012年11月に米国法人DLE America, Inc.を設立した。同社は今年8月に台湾の年代テレビと共同出資するDLE-ERAを設立したばかりだ。アジアに続いて、米国でもグローバルビジネスの拠点を築く。
また、米国法人立ち上げにあたっては、シリコンバレーのベンチャーキャピタルであるFenox VCから出資を受けた。同社は、インターネット関連やITを得意とするベンチャーキャピタルとして知られている。DLEの北米事業展開においても、そのノウハウやネットワークを提供する。

DLEによれば、DLE America, Inc.の設立は、同社のグローバル戦略の一環だ。日本国内ですでに築き上げたクオリティの高い作品を、早く、大量に制作するビジネスモデルを北米に展開する。同社はこれを「ファスト・アニメーションサービス」と呼んでいる。
既存のコンテンツの輸出だけでなく、このビジネスモデルを米国に持ち込む。北米はアニメーション映画だけでなく、テレビアニメーションの制作においても、制作費用は日本と比べてかなり高いとされている。その中で、アニメーション制作の価格破壊ともいうべき進出、そして米国での制作受注というかたちは、日本のアニメ企業の新しい進出として注目を集めそうだ。

DLE代表取締役の椎木隆太氏は、Fenox VCの協力を得ることを、海外事業展開ではグローバルパートナーの選定は非常に重要であるが、同社が日本企業や日本文化を理解しているためとする。
一方、Fenox VCは、DLEのビジネスモデルは日本だけでなく、グローバルでも展開可能とし、北米での事業を支援したいと話している。

ディー・エル・イー
http://www.dle.jp/

Fenox Venture Capital
http://fenoxvc.com/