IGポート 「009 RE:CYBORG」製作委員会を特定子会社化

アニメ製作・マンガ出版のIGポートは、長編アニメ映画『009 RE:CYBORG』を製作する目的で2012年7月に設立した「009 RE:CYBORG」製作委員会を連結子会社とした。
これはIGポートのアニメ製作会社プロダクション I.Gの製作委員会に対する出資比率が10%を超えるためである。アニメや映画などの製作目的とした任意の投資組合は、現在、連結決算の対象となっている。

『009 RE:CYBORG』は、「攻殻機動隊 S.A.C」シリーズや『東のエデン』などで大きな注目を集まる神山健治監督による大作劇場映画である。フルCGアニメによるセルタッチのキャラクターの再現、3D(立体視)の本格的な導入などで話題を集めている。
プロダクション I.Gは、この製作委員会の全体の57%を出資する。近年、アニメスタジオが、テレビや劇場アニメの製作委員会に出資することは少なくない。しかし、単独で過半数を出資するケースは少ない。『009 RE:CYBORG』において、プロダクション I.Gが主体的にビジネスを手掛けていることが窺える。

プロダクション I.Gは、『009 RE:CYBORG』のアニメ制作をサンジゲンと共同で行うほか、ティ・ジョイとの共同配給、また宣伝も担当する。さらに製作委員会の幹事会社として、映画製作とその利用事業の収益管理も行うことになる。
映画がヒットすれば、同社へのリターンはこれまでの作品以上に拡大する。一方で、投資リスクもその分だけ高くなり、『009 RE:CYBORG』の成否は同社の2012年の事業の鍵を握る。製作委員会の設立は、平成25年5月期の事業計画にはすでに織り込まれているとしている。

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