プロダクションI.G 発注元の制作費未払い発生で契約解除

8月27日、アニメ製作・マンガ出版のIGポートは、連結子会社のアニメ制作会社プロダクションI.Gの映像制作事業において発注元の代金未払い1億4435万8000円が発生していることを明らかにした。また、債務の不履行を理由に、発注元に対して制作委託契約の解除を求める催告書を出した。

同社によれば、この映像制作は平成25年5月期第1四半期(2012年6月~8月)に、完成した映像作品を一旦納品した。しかし、その後代金が支払われず、債務不履行となっている。
これに対してプロダクションI.Gは、制作委託契約の解除、納品物の返還を求めている。また、制作対価の回収について、保全処置を講じるべく現在協議中としている。
また、これにより今後同社の収益性の低下の可能性もあるとしている。平成25年5月期のIGポートの連結業績予想に与える影響は精査中である。

IGポートは、今回の発注元の企業(もしくは団体・組織)、また発注を受けた作品のタイトルについては明らかにしていない。
8月28日には、IGポートの定時株主総会が開催され、本件について株主から質問もあった。しかし、IGポートは、保全処置を円滑に進めるためとして、発注元や作品タイトルについての言及を避けた。

IGポートは2010年6月には、制作発注元の制作費未払いによる1億4600万円の貸倒引当金を計上している。この際の未払い金は後日回収された。
今回は、制作対価の回収に加えて、納品された映像成果物の返還も求めているのが特徴だ。制作対価の回収に加えて、作品の今後の行方も気になるところだ。