TV東京第1Q増収増益 アニメ減収増益、海外配信に重点

テレビ東京ホールディングス(テレビ東京HD)は、平成25年第1四半期決算を増収増益でスタートを切った。連結売上高は276億6600万円(前年同期比4.7%増)、営業利益は10億6000万円(同73.1%増)、経常利益は11億9200万円(同54.6%増)、四半期純利益は11億7400万円(同361.0%増)だった。
売上高の中心はテレビ東京で売上高224億5100万円(同3。8%増)である。このうち放送事業が199億1100万円(同6.2%増)、ライツ事業は25億4000万円(同11.5%減)、粗利益は5億5800万円(同23.54%増)となった。

ライツ事業の売上高に占めるアニメ事業の果たす役割は依然大きい。アニメ事業収入は13億7000万円(同23.9%減)、粗利益が2億8500万円と(同32.3%増)である。売上げ、利益ともライツ事業全体の5割を超える。
このほかライツ一般収入は売上高8億6100万円(同10.6%増)、粗利益は2億6100万円(同43.4%増)だった。映画事業は売上高1億7100万円(同34.66%増)、粗利益はマイナスの400万円である。

テレビ東京HDはアニメタイトルごとの売上げも明らかにしている。売上高は多い順に『NARUTO』、『BLEACH』、『イナズマイレブン』、『遊戯王』、『ベイブレード』だ。また、粗利益は『NARUTO』、 『ベイブレード』、『ポケットモンスター』、『BLEACH』、『遊戯王』の順となる。『NARUTO』や『ベイブレード』、『遊戯王』など少年向け作品を得意としていることが分かる。
このほかアニメ事業関連では、アニメ専門放送チャンネルのエーティーエックス(AT-X)がある。デジタルテレビ普及による加入者の急増は一段落したが、AT-Xの出資による『メタルファイトベイブレード』、『ジュエルペット』などのライツ収入が増加した。同社の売上高は前年同期比で15.7%増、13億17000万円だった。テレビ東京とAT-Xの合算では、アニメ事業は四半期では38億円を超える。

アニメ関連は決算説明会での中期経営計画の進捗状況でも触れている。国際戦略の筆頭にアニメ海外動画配信を挙げた。
動画配信の主要事業は二点、まず中国では大手動画配信サイト土豆での『NARUTO』などの正規の同日動画配信である。2011年12月でスタートした事業は、現在はタイトルを10作品に拡大、アクセス数は4倍に増加したと説明する。
もう一点は、米国の動画配信サイトであるクランチロールと協力した世界展開である。4月にラテンアメリカ各国へスペイン語での番組配信を開始したが、今後はさらなる多言語展開を検討している。

テレビ東京ホールディングス
http://www.txhd.co.jp/