NTTソルマーレ インドで携帯向けマンガ配信事業スタート

 国内最大手の携帯向けマンガ配信事業者であるNTTソルマーレが、インドの携帯向けのコンテンツ配信事業をスタートさせた。NTTソルマーレは、9月18日よりインドの有力携帯電話会社タタ・テレサービス(TATA TELESERVICES LIMITED)を通じて日本のマンガ配信を行っている。
 これは日本のマンガがインド携帯市場に進出する初のケースとなる。携帯市場とその携帯を通じたコンテンツ市場はインドで急成長しており、NTTソルマーレは海外展開のひとつとしてこの事業を手掛ける。

 NTTソルマーレは、NTT系のコンテンツ流通会社として2002年に誕生した。携帯向けのマンガ配信サイト「コミックi」と「コミックシーモア」で急成長しており、配信実績で国内1位となっている。今回はこうした実績をもとに、海外事業に本格的に乗り出す。また、海外向け配信は、携帯向けソフトフェア開発と海外でのコンテンツ・サービスを手掛けるゼロ・サムの携帯マンガサービスcoMix on-the-goを利用する。
 インドの携帯市場は既に4億4000万人を越え、さらに急成長している。NTTソマーレによれば、インドの携帯コンテンツ市場はおよそ926億円にも達しているという。この巨大市場で、日本のマンガを通じたビジネス開拓を目指す。

 インドでの日本のマンガ・アニメの人気はあまり知られていないが、インドでも日本アニメはテレビ放映されており人気を博している。一方、マンガについて十分普及しているとは言えない。逆に言えば、携帯から日本マンガの浸透を図るということも考えられる。
 今回の配信タイトルは、NTTソルマーレのオリジナルタイトル『ソラルル』など6作品。価格は20ルピーとおよそ40円に設定した。価格を含めて、まずは市場の反応を探るかたちだ。

 海外での携帯向けのマンガ配信事業は、今年になってビットウェイも進めている。こちらはフランス、香港、台湾に進出済である。国内のマンガ配信事業の構造が固まりつつあるなか、有力関連企業は新たに海外事業に取り組むことを目指すようだ。
 しかし、国内の携帯向けマンガ配信事業と同様、こちらも先行者による市場確保と寡占化が今後予想される。それだけに欧米、アジア、新興国を含めて、日本からの海外進出は予想以上のスピードで展開する可能性もあるだろう。

NTTソルマーレ http://www.nttsolmare.com/