NTTドコモがタワーレコード子会社化 コンテンツ配信を視野

NTTドコモは、音楽CDや映像パッケージ、AV機器の大手小売りチェーンであるタワーレコードを子会社化すると発表した。タワーレコードは2012年2月期の売上高が558億円、全国に89店舗を持つほか、インターネットでも小売り事業を手掛ける。近年は、アニメDVD・BD、アニメ音楽にも力を入れており、アニメファンにもお馴染みだ。
NTTドコモはこれまでにタワーレコードの発行済株式の42.1%を保有していたが、既存株主から8.2%分を買い増しする。これにより出資比率は50.3%に上昇する。併せて同社を子会社化する。

今回の子会社化の目的についてNTTドコモは、スマートフォン向けにタブレット向けの分野を中心に拡大するといったコマース事業の強化を挙げている。インターネットなどを通じたコンテンツ配信事業に、タワーレコードが長年、エンタテイメント・コンテンツの販売で積み重ねてきたノウハウを活かすことになる。
NTTドコモが持つ6000万人の顧客、さらにiモードやdメニューなどの仕組みをこれに融合させる。NTTドコモのコンテンツ配信事業強化としても注目される。

NTTドコモはリリースでは明らかにしていないが、株式の追加取得先は、エンタテインメント企業のドワンゴと見られる。ドワンゴは2004年にタワーレコードの発行済株式の約10%を取得していた。
6月11日、ドワンゴは、非上場投資有価証券売却による売却損失5億2500万円の計上を発表している。ドワンゴは売却について今後の事業展開を見据えたものとしている。

NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/
タワーレコード http://tower.jp/