アニメのアサツーは中国を目指す

アニメビジネスに強いノウハウを持つ広告代理店のアサツーDKが中国市場へ本格的に進出を目指している。アサツーは7月に上海で開かれる「第1回中国国際アニメーション・漫画・ゲーム博覧会」に出展するのを機会に中国でのアニメビジネスの展開を拡大する。アサツーは国家動漫遊戯産業振興基地、文化省、上海市政府主催の同博覧会の日本事務局も手掛けている。
今後は、『テニスの王子様』、『ドラえもん』といった作品を中心に版権ビジネスの拡大を狙い、さらに現地でのアニメ制作の合弁会社設立も視野に入れているという。

中国市場における純粋な海外アニメーションの受けいれがほとんど認められない現状では、日本を含む海外のアニメーション関連企業が中国市場に参入する唯一の方法は中国企業との合弁でしかありえない。このため、アサツーが本格的に中国ビジネスを開拓するのであれば、最終的な目標は合弁会社の設立になるだろう。
最近のTYOによる中国企業との合弁会社設立や手塚プロダクションの現地資本の受け入れも睨んだ現地法人の設立にはそうした流れがあるといえる。おそらく今後も、現地企業との合弁会社設立の動きは続くだろう。

しかし、現地法人の設立においては、どういった企業と組みどうしたメリットがあるのかといったことは念頭に入れなければいけないだろう。そして、これまでの他の産業の中国進出をみて判る通り、中国市場に関しては個々の企業のみの対応だけでなく国によるサポートは必要になる。そうした意味では、著作権問題も含めた国の積極的な対応も望まれる。