九州大学でコンテンツ人材養成 経団連と協力

日本経団連と経団連の関連団体映像産業振興機構は、本年7月から九州大学を中心に映画・ゲーム・アニメのコンテンツ制作に携わる人材の育成を始める。教育プログラムはコンテンツ研究に実績を持つ九州芸術工科大学を前身とする九州大学大学院芸術工学研究院に設置される。
同大学院内には、幅広いコンテンツ教育を行う特別プログラムを設け世界レベルで活躍出来るコンテンツクリエーターの養成を目指す。これに当たり、今後5年間に文部科学省か約5億円の予算が出る。期間中に、およそ40名の人材を送り出す予定としている。
 
大学院におけるコンテンツ関連の人材育成は、近年、行政の強い後押しで設立が相次いでおり、東北芸術工科大学、デジタルハリウッド大学、WAO大学院大学などがある。また、国立大学でこうした教育プログラムを設けるのは東京大学大学院情報学環に次ぐ2件目になる。
今回のプログラムの特徴は、日本経団連と九州・山口経済連合会が強力に後押しをしていることである。こうした新設大学・大学院はしばしば教授陣の不足といった問題を抱えるが、経団連が設立した映像産業振興機構の会員企業の映像、アニメ、ゲーム企業から講師を派遣するという。

しかし、これまでコンテンツ業界の人材不足が言われていたが、大学院、大学レベルだけでもここ1、2年で急激に教育機関が増えた感がある。2、3年後にこうした学生達が一斉に社会に出ることになるが、その時に十分な就職先を確保出来るか、本当に現場で通用する人材になっているか、教育機関の成果が問われることになるに違いない。