ゴールデンアワーで外国アニメ放映禁止 中国政府が実施

中国政府は夕方17時から21時の時間帯での日本、米国のアニメを含む外国アニメの放映禁止する方針だ。これまでも外国アニメの放映は主に中央局や地方主要局で総量規制されてきたが、地方局を含めたより強い規制を敷くことになる。また、アニメ作品関連のキャラクター販売についても規制を導入する可能性も高いという。

このニュースに関連して中国情報サイトの中国情勢24では6月2日に“ゴールデンタイムに中国アニメ義務化も”で、新聞晨報の情報として6月1日に浙江省杭州市で開催された全国影視動画作業会議が、視聴率の高い17時から21時の時間帯は中国アニメのテレビ放映を奨励する「中国の動画作品発展のための具体的措置」を実施すると伝えている。しかし、この記事では実施時期を見計らうとし、具体的な実施時期については明らかでない。

総量規制だけでなくこうした時間帯を区切った規制処置は他国にはなく、その運用の是非を巡って貿易ルールも含めた議論を呼びそうである。今回の方針の背景には、テレビ放映やマンガ出版における厳しい規制にもかかわらず、依然、海外産のアニメーションやキャラクターが国内市場で力を持っている事情がありそうだ。
しかし、国外作品を排した半ば押し付けともいえる方針が、中国アニメの品質の向上につながるか疑問である。日本アニメやマンガは今でも海賊版を通じて、中国で人気を獲得しているといわれているので実際の影響は大きくないだろう。むしろ、伝えられているようにアニメ関連商品の販売への規制も導入されるとすれば、それは映像ソフト、関連商品の海賊版、模倣品を益々盛んにする可能性が極めて高く、そちらのほうが大きな問題だといえるだろう。