NYでアニメ・コミックのビジネスショー

来年2月に米国ニューヨークでコミック、アニメ、ゲームを扱う大規模なビジネスショーの開催が予定されている。『ニューヨーク・コミコン』と名付けられたこのビジネスショーを企画しているのは、米国で400以上のショー手掛けているリーズ・エキビジョン社である。
ショーは2006年の2月24日から26日の3日間で、最初の1日のみはビジネス目的のトレードデイとなり、残り2日間が一般に開放される。ショーは、コミック、アニメ、ゲームのほか、映画、テレビ、おもちゃ、ゲーム、ライセンスといった幅広いポップカルチャーを扱い、コレクターレベルのファンから一般消費者、それにリテール業者やライセンスに関わる人々のために行われる。
コミック出版社のダイヤモンドコミック・ディイストリビューションがショーのメインスポンサーとなるほか、ICV2、パブリッシャー・ウィクリー、バラエティ、ライブラリー・ジャーナル、プレイシングといった出版社もスポンサーとして参加する。さらに大手コミック出版社のマーベルや日本アニメ流通会社のADVフィルムが既に参加の意向を示しているという。

コミックビジネス関連のビジネスショーは主にサンディエゴで開かれるコミコンが北米最大規模のものである。コミコンはいわゆるアメリカンコミックだけなく、映画やアニメ、ゲームといったポップカルチャーも大きく取り込み近年急成長を遂げており2004年の入場者は87,000人を越えた。
また、ゲームビジネスであれば毎年開催されるE3が、キャラクタービジネス、ライセンスビジネスではニューヨークで開催されるライセンスショーがある。アニメだけに絞っても、東京国際アニメフェア、アヌシーさらに北米ではファンイベントであったアニメエクスポが近年急激にビジネス色を強めている。
このため、今回新たに開催が予定されるNYコミコンの展望は決して明るいものとは言えない。増加するニーズに応えるというよりも、先に挙げたビジネスショーから顧客を奪ってくる必要があるからである。そのためには、他のイベントとの差別化が重要になるであろう。
それでも、ニューヨークはロサンゼルスと並ぶ映画産業の中心地であるし、出版業に関しては全米一の集積地である。また、西海岸のコミコンと東海岸のNYコミコンとして単純に住み分けが可能かもしれない。いずれにしても、ビジネス抜きでも非常に多彩な内容で期待が出来る可能性が高そうである。