第1回中国国際アニメマンガフィスティバル閉幕

中国初の国家レベルのアニメ、マンガ関連のコンベンション・イベントとして6月1日より浙江省杭州市で開催されていた『中国国際アニメマンガフェスティバル』が昨日5日に閉幕した。最終日には中国製の大作アニメ『寒号鳥』が上映され大盛況であったという。また、期間の人出は120万人、取引総額30億元(約400億円)、投資案件は2億5000元に上ったとされている。
会期中には『中国国際アニメーション産業博覧会』、『中国国際アニメーション産業トップフォーラム』、『全国映画テレビアニメ業務会議』といったフォーラムも開かれ、『第1回中国杭州アニメーションキャリアフォーラム』は2000人を超える人が集まったという。また、日本からは『ポケットモンスター』を世界市場に送り出したことで知られる小学館の久保雅一氏が大会に招かれていた。
 
予想通りの大成功ともいえるフェスティバルである。特に、当初20万から30万人と見込まれていた入場者数が共産党委員会の発表で120万人であったことは、事前に活発な宣伝活動を行った結果とはいえ中国の市場の大きさをあらためて確認することになった。
しかし、やはり従来からある問題点が今回もまた指摘されている。国家が開催するこうしたイベントの展示会社の中にすら常習的な模倣品・海賊商品の業者が含まれていると指摘されている点である。こうした業者の取締りは海外企業だけでなく、これから成長してくる中国企業にとっても重要なはずである。キャラクタービジネスの展開の見込みなしには、中国アニメ関連企業の自立した経営も考えられないはずである。中国政府は、産業の振興のみならず、安心してビジネスを行える環境づくりに取り組む姿勢が重要であろう。