イマジカ・ロボット通期売上508億円 映像技術・制作中心

イマジカ・ロボットホールディングスが、平成24年3月期の決算を発表している。同社は映像技術サービス、映像ソフト事業、放送事業、映像システム事業、人材コンサルティング事業を幅広く手がける。特に映像分野のテクノロジー分野を得意するのが特徴である。
2011年4月より事業再編をしており、グループ持株会社としての通期決算の発表は今回が初となる。決算発表からは、そうした同社全体のビジネス展開も読み取れる。

グループの連結売上高は508億6500万円、営業利益は29億3500万円、経常利益は29億8000万円、当期純利益は22億2200万円である。
このうち最も売り上げが大きいのは通期202億1500万円の映像サービス事業である。営業利益も31億1900万円と大きい。フォトロンを中心とした映像システム事業も売上高85億7000万円、営業利益は6億3200万円である。このふたつで全体の売上高の6割近くに達する。

映像サービス事業はポストプロダクション、劇場向けDCP(デジタルシネマパッケージ)が中心となった。DCPの受注が大幅に拡大しているほか、テレビCM関連の受注も増加し堅調だったとしている。
映像システム事業は、国内では震災の影響で高速度デジタルビデオの受注が減少したが、海外が堅調だった。また、大手放送局からの大型映像システムの受注が利益に貢献した。ただし、画像処理用LSI関連は低調だった。

映像ソフト事業はロボット、ピクス、ジェンコの3社から構成されている。売上高は121億6800万円、営業利益は2億4600万円、広告制作や映画・テレビ番組の製作をする。期中の主な出資作品は、『RAILWAY』、『ワイルド7』、『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』、CGアニメ映画の『friends もののけ島のナキ』である。
放送事業は売上高46億7200万円、5900万円の営業損失だった。BSデジタル放送局向けの先行投資とホテル向けのペイテレビの低迷が響いた。CS放送では、IMAGICA BS、フディーズTV、歌謡ポップスチャンネルなどを運営している。

イマジカ・ロボットホールディングス
http://www.imagicarobot.jp/