TBS HD通期決算 アニメ事業は「けいおん!」反動で減収 TCエンタ増収増益

5月11日に発表された東京放送ホールディングス(TBS-HD)の平成24年3月期の通期連結決算が好調である。売上高は前年比で1.1%増の3465億3800万円と前年並みだったが、利益面は好調だった。営業利益は121億6200万円(同57.8%増)、経常利益は143億1300万円(同55.3%増)、当期純利益は116億7100万円となった。
放送事業が前年の21億6600万円の営業損失から6億円の営業利益に転じたほか、関係会社株式の売却益の計上や投資有価証券評価損の減少などが利益を押し上げた。映像・文化事業も大幅に営業利益を伸ばしている。

TBS- HDは、TBSを通じて映像事業、映画事業も行っている。映像事業は、さらにDVD部門、アニメ部門のふたつから構成される。
このうち映像事業・アニメの売上高は、19億6900万円と前年比29.3%の大幅減となった。これは前年には『けいおん!』、『けいおん!!』のDVDの大ヒットがあった反動である。平成24年3月期には、映画『けいおん!』が興収17億円を超えるヒットとなったが、反動減をカバー出来なかった。
映像事業・DVDは売上高39億3500万円で3.1%増、『JIN-仁-完結編』、『美男ですね』、『SPEC』がヒット作だ。
映画事業は、17.5%減の売上高14億2100万円である。『大奥』、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』などを発売したが、全体で前年を下回った。

一方、TBS-HDの映像パッケージ事業の連結子会社TCエンタテインメントは増収増益だった。売上高は45億3400万円(前年比11.8%増)、営業利益1億1300万円(同73.8%増)、経常利益1億1600万円(同68.1%増)、当期純利益6700万円(同67.5%増)である。
TCエンタテインメントは、テレビドラマ、」映画のほか、韓流を得意としており、近年はアニメにも力を入れている。平成24年3月期は「プリキュアシリーズや劇場アニメ『REDLINE』を手掛けている。また、今期も引き続き「プリキュア」シリーズ、そして「バトルスピリッツ」シリーズ、『チベット犬物語 ~金色のドージェ~』、『HELLS』などを手掛ける。

東京放送ホールディングス
http://www.tbsholdings.co.jp/