スマフォ向けにアニメ配信の新会社設立 NTTドコモと角川書店が共同出資

NTTドコモと角川書店は共同で、スマートフォン向けのアニメ配信サービスに乗り出す。両社は2012年5月中に、スマートフォン向けのアニメ配信事業などの合弁会社ドコモ・アニメストアを設立することを発表した。
資本金と資本準備金をそれぞれ10億円とし、ドコモが60%、角川書店が40%を出資する。当初社員20名程度からスタートする。社長は角川書店側から安田猛氏が就任する予定だ。
新会社についてドコモと角川書店は、スマートフォン向けのコンテンツマーケットの基盤をを持つドコモと人気のアニメコンテンツを多数保有する角川書店のそれぞれの強みが活かされるとしている。質と量の双方で競争力のあるアニメ配信サービスを目指す。

新会社の主な事業は4つとなる。ひとつはスマートフォン向けのアニメ配信である。このサービスではまず2012年7月に、ドコモ向けのスマートフォンで展開するdマーケット上に「アニメストア」をオープンする。この運営と企画を手掛ける。
当初はdマーケットからスタートするが、ビジネスはドコモ向けだけにとどまらないようだ。発表では、今後の展開として他社携帯電話向けのアニメコンテンツ配信サービスも視野に入れるとしている。

事業は今後さらに拡大する。2つめの事業としてドコモ・アニメストアは、アニメの権利ビジネスを行う。コンテンツの権利管理、ライセンス事業、さらに新作アニメへの出資も挙げている。
今後の展開として、3つめ、4つめの事業がある。アニメ関連グッズの企画・調達・制作・販売、そしてアニメ総合サービスの海外展開である。
これらの事業は、一見はバラバラな印象を受けるが、実際には、スマートフォンをハブにしたトータルなアニメビジネスが国内と海外の双方で目指されていることが分かる。つまり、スマートファンで番組を配信、アニメの認知度を拡大、そこからキャラクターや関連商品の権利、商品販売のビジネスにつなげるわけだ。さらに、同様の仕組みを海外で築き、グローバルで収益を目指す。新作アニメへの出資が実現すれば、携帯発を重視したアニメの登場も予想される。

株式会社ドコモ・アニメストア
(英文:DOCOMO ANIME STORE, INC.)
所在地: 東京都千代田区富士見1-12-1(予定)
設立時期: 2012年5月下旬(予定)
資本金及び資本準備金: 資本金10億円 資本準備金10億円
出資比率: NTTドコモ 60%  角川書店 40%
代表取締役社長: 安田猛 (予定)
従業員数: 設立当初 約20名(予定)