タカラトミー通期増収減益 デュエルマスターズ好調 ベイブレードは海外

玩具大手タカラトミーの平成24年3月期決算は、売上高は1872億6500万円と17.4%の増収になった。一方で、営業利益は101億8600万円(前年比1.4%減)、経常利益は98億2300万円(同3.2%減)と小幅減益となった。当期純利益は36億7900万円(58.8%減)である。
売上高の増加は、2011年4月に米国で現地企業(TIグループ)の買収、子会社化したことが大きい。一方、当期純利益の減少は、TIグループの子会社化による海外拠点再編費用、タイ洪水被害関連費用の特別損失を26億5800万円計上したためである。いずれも海外事業による影響が大きかった。

TIグループの子会社化で、事業における国内外の事業比率も変わっている。約8割を占めていた国内売上高は平成24年3月期は67%となる。
これまで1%以下だった北米は233億8100万円の売上高で一挙に11%に拡大、また、ヨーロッパは116億6500万円で全体の5%、アジア・オセアニアは370億2700万円で17%である。ただし、北米は1億3400万円の営業損失、ヨーロッパは1億3300万円の営業損失といずれも赤字だった。一方、アジア・オセアニアの営業利益は17億7600万円で前年比で41%増と大きく伸びた。

国内売上高は1458億7000万円(前年比0.6%増)、営業利益は127億9500万円(同2.2%増)である。タイの洪水の影響を受けたトミカ、プラレールは売り上げが大きく減少した。
一方で、リカちゃん、こえだちゃん、デュエルマスターズ、ディズニーのキャラクター カーズが業績を牽引した。デュアルマスターズは、4月にテレビアニメ、雑誌などの展開を一新、新商品ラインを投入したことが売上の伸びにつながった。
また、メタルファイトベイブレードは国内販売が減少しているものの、海外で販売拡大している。人気の盛り上がりと共に、輸出が伸びている。グループ会社でタカラトミーアーツのプリテリズム、ガチャが堅調だった。

今期(平成25年3月期)については、トランスフォーマーやベイブレードは前期の人気の反動もあり、海外輸出は減少するとみている。売上高は1900億円(1.5%増)、営業利益100億円(1.8%減)、経常利益93億円(同5.3%減)、当期純利益は50億円(同35.9%増)を見込む。
国内外のマーケティング投資、新商品開発を拡大することから、利益水準もほぼ前年並みとなる。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/