日本テレビ 持ち株会社に移行 BS、CSを経営統合

国内大手地上波放送局の日本テレビ放送網が、持ち株会社に移行する。5月10日に同社の関係会社である衛星放送局BS日本、CS放送局シーエス日本と経営統合で合意した。
日本テレビは現在の事業のうちグループ管理事業以外を事業分割として子会社に移行、さらに2012年10月1日付で日本テレビホールディングス(日本テレビHD)に商号変更する。日本テレビHDは(新)日本テレビ放送網となる分割子会社、BS日本、シーエス日本などを統括する持ち株会社として機能する。BS日本、シーエス日本は株式交換により、日本テレビHDの完全子会社となる予定だ。

日本テレビHDは、3つの放送局のほか、映像パッケージのグループ会社バップや日本テレビ音楽なども子会社として管理する。
一方で、アニメ製作のマッドハウス、ネット・モバイル関連事業のフォアキャスト・コミュニケーションズは(新)日本テレビ放送網の子会社で、日本テレビHDの孫会社となる。同様に映画事業の日活、映像作品投資ファンドD.N.ドリームパートナーズも(新)日本テレビ放送網の関連会社の位置づけだ。

日本テレビの2012年3月期の売上高はおよそ3000億円超ある。BS日本は約110億円、シーエス日本は日テレG+、日テレNEWS24、日テレプラスなどを運営し40億円程度の売り上げになる。経営規模の違いから見ても、事実上、日本テレビが両局を吸収したかたちだ。
持ち株会社への移行は、同一企業が複数の放送局を保有することを容易にした認定放送持株会社が認められるようになったためだ。在京キー局では、すでにフジテレビ、TBS(東京放送)、テレビ東京も持ち株会社に移行しておりこれに続く動きだ。
日本テレビは今回の持ち株会社化で、地上波放送と成長の続くBSチャンネル、CSチャンネルをより一体的に運営できるようになる。メディアごとの棲み分けも進みそうだ。
さらに、放送・メディアとコンテンツ(番組)制作の強化も進めるとしている。持株会社設立をきっかけに、事業の多角化もさらに目指されることになりそうだ。

日本テレビ放送網
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