ゲームソフト好調のコーエーテクモ 通期増収増益 配当増

ゲーム企業のコーエーテクモホールディングスは、5月7日に平成24年3月期決算を発表した。ヒット作の多かったゲームソフト事業が好調だったのに加え、メディア・ライツ事業の黒字転換もあり、大幅な増収増益となった。こうした好調な業績を受け、同社は年間配当を従来予想の20円から27円に引き上げた。
連結売上高は355億2500万円(前年比10.7%)、営業利益は57億5800万円(同74.2%増)、経常利益は74億7200万円、当期純利益は46億4000万円(同69.35%増)である。利益面での伸びが高くなっている。

好調だったのは、ゲームソフト事業である。前年215億9400万円の売上が15%増の248億8300万円、営業利益はほぼ倍増の47億9700万円だった。
『NINJA GAIDEN3』が国内外で63万本の出荷となったほか、国内で『無双OROCHI 2』、『戦国無双3 Empires』、『Winning Post7 2012』といった主力タイトルが順調に推移した。また、外部の人気キャラクターとのコラボレーション企画の成功は、平成24年3月期の大きな成果と言えるだろう。『ワンピース 海賊無双』、『ポケモン+ノブナガの野望』といった国民的キャラクターと自社の主力タイトルを結びつけた試みが成功した。

オンライン・モバイル事業は増収減益である。売上高は56億3500万円で22%増となったものの、営業利益 は10億3400万円と14%減少した。
ソーシャルゲーム事業で、『100万人の信長の野望』、『100万人の三國志』、『100万人のWinning Post』が人気となった。一方で、コミュニティサイト「my GAMECITY」のサービスを開始や、海外展開やスマートフォン向けソーシャルゲームの開発人員増強などの積極的な先行投資をしている。これが利益率を引き下げたとみられる。

メディア・ライツ事業の売上高は18億3800万円、営業利益1億5700万円、「ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2012」などのイベント開催とキャラクターグッズ販売が大きな割合を占めている。前年は赤字だったが黒字化した。
パチンコ・パチスロ機関連のSP事業は売上高17億100万円、営業利益5億5100万円である。『CR 真・三國無双』、『CR ぱちんこRio』など6タイトルをリリースしている。アミューズメント施設運営事業は売上高18億8700万円 営業利益1億2800万円だった。

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