米国ニールセン調査 テレビは未だ番組視聴の中心 ゲーム機の役割拡大

米国のメディア調査会社のニールセンは、2011年第4四半期の米国の番組視聴の動向を調査した。消費者がどのようなプラットフォームを利用して、番組視聴をするかを明らかにするものだ。
ニールセンはこの調査を四半期ごとに行っており、米国の消費者の視聴習慣の変化を追っている。このほどこの結果が「Nielsen Cross-Platform Report」にまとめられ、サイト上で公表されている。

今回の調査結果で、ニールセンは米国民の番組視聴について、主に3つの特徴を挙げている。ひとつは番組視聴おけるテレビの役割が依然高いこと、ふたつ目はゲームコンソール機の役割の拡大、最後はモバイル端末の成長性である。

近年、タブレットやモバイルなどの普及で、番組の視聴形態の変化が指摘されている。しかし、ニールセンによれば、テレビは依然番組視聴の中心で、98%の視聴者がテレビを利用しているとする。その利用はほとんど減少しておらず、2011年第4四半期で2億8440万人視聴者がいる。
一方で、インターネットを利用した視聴は1億4740万人で、テレビの半分程度である。前年同期は1億4140万人で伸び率は必ずしも高くない。
大きな成長を遂げたのは、モバイルでの視聴である。視聴者は3350万人とテレビ、インターネットに比べると少ないが、前年度期比で35%の伸びとなった。ニールセンでは、スマートフォンの普及が背景にあるとみる。

ニールセンの主張する意外な指摘は、ゲームコンソール機への着目だろう。ニールセンによれば、ゲームコンソール機は、番組アクセスにとっていまやテレビに次いで重要な役割を担っているという。
すでに米国家庭にあるテレビの45%がゲームコンソール機と接続されている。それはゲーム機であると同時にブルーレイプレイヤーであり、ネットフリックスの動画配信システムでもあり、さらにソーシャルゲームともつながるとしている。今後も、幅広い利用をアピールすることで、ゲームコンソール機が広がるとみているようだ。

ニールセン(The Nielsen Company)
http://www.nielsen.com/us/en.html